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2017年03月17日更新 2017年02月23日公開

鈴木清順監督死去。喫煙習慣も影響する慢性閉塞性肺疾患の症状とは

映画監督の鈴木清順さんが、慢性閉塞性肺疾患のため亡くなりました。聞きなれないこの病気は、実は日本人の死因トップ10に名を連ねることも多い一方で、一般の認知度が低い疾患でもあるのです。発症の原因や症状についてご紹介します。

独特の美学に貫かれた作品で知られる映画監督の鈴木清順さんが、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患のため93歳で亡くなりました。日本人の死因トップ10でもみられる慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、がんや糖尿病と並び、国が対策に力を入れている病気です。発症の原因や現れる症状についてご紹介します。

長引く咳や痰、息切れは慢性閉塞性肺疾患の疑い

国が予防のため、力を入れている病気としてその名が上がる「慢性閉塞性肺疾患」は、40代以上で、喫煙習慣のある人に多くみられる疾患といわれています。日本では喫煙率が減少傾向にありますが、過去の喫煙による影響で発症する可能性もあるため、今後も患者数や死亡者数が増えることが懸念されています。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、病名に「肺疾患」とあるように、肺の病気です。タバコの煙や有害物質に長期間さらされることで肺に炎症が起こり、咳や痰(たん)が多くなったり、息切れを起こしたりします。これまで、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気は、COPDに含まれます。COPDは進行していく病気なので、治療をせずにそのまま放置しておくと、症状は徐々に悪化し、生活に支障をきたすようになります。

引用:ヘルスケア大学

症状が風邪に似ていることから、見過ごしてしまいがちになってしまう点や、病気の認知度の低さから対策が遅れていることが問題となっています。

慢性閉塞性肺疾患の増悪とは?

慢性閉塞性肺疾患は、発症しても適切な治療を行えば症状を安定させることができます。しかし、風邪やインフルエンザなど、呼吸器の感染症をきっかけに症状が抑えられないほど悪化することもあるようです。要注意状態である「増悪(ぞうあく)」の症状についてご紹介します。

増悪は命にかかわることもある、危険な状態です。呼吸困難で体が酸素不足に陥ったり、全身の状態が悪化したりして入院が必要になった場合、患者さんの死亡率は10%以上といわれています。中には、何度もくりかえし増悪を起こす患者さんがいますが、増悪を起こすたびに肺の機能はどんどん低下し、体力も落ちていきます。

引用:ヘルスケア大学

増悪は、慢性閉塞性肺疾患の重症度に関係なく起こるリスクがあります。夜中に激しく咳き込む、息切れがひどい、痰の色や量がいつもと違うなど、症状の悪化がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

生活習慣や環境で発症リスクに差が

慢性閉塞性肺疾患は、生活習慣や環境によって起こることが多いとされています。喫煙習慣に限らず、大気汚染、粉塵にさらされる職業に就く人なども発症リスクが高いため、注意しましょう。

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